PIERGIUSEPPE ESPOSTI
Cremona- 1987
- No.2939
PIERGISUSEPPE ESPOSTI(ピエールジュゼッペ・エスポスティ)
b.1952~
クレモナ出身のPiergisuseppe Espostiは、幼少期からギターや管楽器に親しみ、音楽への関心を深めていった。
ある日、ストラディバリ博物館で1715年製Stradivariの名器「Cremonese」の音色を耳にし、その響きに強い感銘を受ける。同時にヴァイオリン製作学校の存在を知り、1967年にクレモナ国際ヴァイオリン製作学校に入学した。
Pietro SgarabottoやSesto Rocchiの指導の下、最優秀の成績で1971年に卒業。その後、Francesco Bissolottiの工房で約2年間を実践を通じてさらなる研鑽を積む。卒業間近に受講したSimone Fernando Sacconiによる「クレモナ伝統の古典工法」に関する講義で、極めて精緻なその内容に深い感銘を受け、伝統的製作技法の研究に本格的に取り組むようになった。
Espostiの作品は、自然素材を用いたニスと自然な色調が特徴で、濃い赤からオレンジ系の華やかな仕上がりを見せる。クレモナ伝統のクラシカルな作風と丁寧な手仕事が際立ち、音色は明るく歌うようなイタリアンらしい響きを持ち、レスポンスにも優れる。
ニスの研究者としても高く評価されており、クレモナ国際ヴァイオリン製作学校で教鞭をとり、後進の指導にも力を注いでいる。
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