バイオリン 吉田恭子 ドリームコンサート2009 イベントレポート  

2009年5月6日(水)開催


写真/岩切等

日時

5月6日(水・祝)

場所

日本大学カザルスホール

曲目

エルガー:愛のあいさつ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンピアソラ :ブエノスアイレスの四季より「春」
ピアソラ:オブリビオン・リベルタンゴメンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 

他 共演

チェロ・長谷川陽子 ピアノ・白石光隆


プロフィール
東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部を卒業後、文化庁芸術家海外派遣研修生として、英国ギルドホール音楽院、さらに米国マンハッタン音楽院へ留学。巨匠アーロン・ロザンドに師事。世界各国の音楽祭に参加。ニューヨークを拠点に多岐にわたる演奏活動を行い、数々の賞を受賞。「研ぎ澄まされた感性や情感を楽器を通して偽りなく表現できるヴァイオリニスト」と絶賛される。 2001年、コロムビアミュージックエンタテインメントより2枚同時発売によるCDデビュー。また2002年「メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲&ツィゴイネルワイゼン」、2004年「ノスタルジア」、2006年「祈り~Preghiera」、2007年「PASSION~華麗なるポロネーズ」をワーナーミュージック・ジャパンよりリリース。「このゆかしい余情を湛えて響く音色は、それ自体が貴重なものだ」と音楽専門誌にて高く評価された。2008年にアルバム「グランド・ワルツ」をヤマハエーアンドアールよりリリース。2009年秋には通算8作目となるニューアルバム「チャイコフスキー:バイオリン協奏曲」をリリース予定。

これまでにアーロン・ロザンド、江藤俊哉、滝沢達也各氏に師事。全国各地でリサイタルを行う他、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者が中心となるオーケストラ「マスター・プレイヤーズ・ウィーン」等と共演し、指揮者、共演者からも厚い信頼を寄せられている。 雑誌や新聞、テレビやラジオ等メディアの出演も大変多く、最近ではNHK「つながるテレビ@ヒューマン」、NHK「カラヤン生誕100年記念・11時間特別番組」、テレビ朝日「題名のない音楽会21」「徹子の部屋」、テレビ東京「みゅーじん/音遊人」、テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」等、番組パーソナリティやコメンテーターとして出演。またNHK「地球ウォーカー」ではテーマ曲を担当、G8北海道洞爺湖サミットでは環境庁エコピニオンとして登場し、様々な活動で広く親しまれている。 その他、映像とのコラボレーションによる「いわさきちひろと吉田恭子の世界」、日本ユニセフ協会「オードリー・ヘップバーン子供基金コンサート」、環境雑誌「ソトコト」等の活動を通じ、子供達と自然・エコロジー・音楽・チャリティーに対する積極的な取り組みを行っており反響を呼んでいる。2003年から、地域社会の活性化と福祉の精神を目的に、全国の小中学生等をクラシックの世界へ道案内する巡回教育プログラム「ふれあいコンサート」シリーズをスタートさせ、これまでにおよそ250公演、6万人以上が参加した。

[オフィシャル・ホームページ:http://www.kyokoyoshida.com]

■第一部は、親しみやすい有名な曲が中心。

ピアノ独奏、バイオリンとピアノ伴奏、チェロとバイオリン伴奏の曲もあり。

ヴァイオリニストの吉田恭子さん、チェリストの長谷川陽子さ んという華やかな競演が堪能できる今回のコンサートをとても 楽しみにしていた。吉田さん、長谷川さんのお二人の演奏は、 テレビの音楽番組で何度か聞いたことがあるし、バラエティ系 の番組でも見かけたことがあった。そんな親しみ易さが感じら れる、ファミリーコンサートのような楽しい時間だった。ピア ノ伴奏の白石光隆さんは話術も巧みな方で、客席から盛んに笑 い声が上がっていた。



第一部は、エルガーの「愛の挨拶」から スタートし、白石さん独奏の「幻想即興曲」、「ツィゴイネル ワイゼン」、ピアソラの「オブリビオン~リベルタンゴ」等、 広く親しまれている曲が演奏され、とてもリラックスして楽し むことができた。カザルスホールの空間、雰囲気に、まさにベ ストマッチした演奏で、こんなに心地良く音楽を楽しめたのは 久しぶりだった。


中でも、個人的には、ピアソラ作曲「ブエノ スアイレスの四季」からの「春」の演奏が素晴らしく、ライブ 録音してアルバムとして発売して欲しいほどの完成度だった。 映画のサウンドにも使えるようにも思え、実際、聞いていると 、ステージ後方に映画の情景が浮かび上がってくるような感覚 だった。

吉田さんが演奏曲目の解説や司会進行を行っていた。 終始リラックスした雰囲気で、バイオリンとチェロの楽しさ を伝えたいというお二人の気持ちが感じられた。超絶的な技を 駆使した難曲もそれはそれで聞き応えはあるけれども、今回の ような聞きなじみのある曲を素晴らしい演奏で披露してくれる と、自分もやってみたいという気持ちになれる。
最近は、大人 になってバイオリンやチェロ(もちろんピアノも)を始める 方が多いし、そんな方には、今回のようなコンサートはまさに 最適だったのではないだろうか。

■第二部は、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲。さらに、ア ンコールで小品を2曲。


第二部はメンデルスゾーンの 「ピアノ三重奏曲第一部」。前半とは違い、第二部はクラシッ クの醍醐味を存分に堪能できる演奏だった。バイオリンとチ ェロのハーモニーの重なり合いが魅力的で、まるで二人の画家 がたくさんの色を線を繰り出し音楽という絵画を作り上げてい くようだった。二人のイマジネーションが交錯し合っていく。

 



ジャズのインプロビゼーションにも感じた...と表現しては 言い過ぎか?(個人的にはそう思う) バイオリンとチェロ の組み合わせ、これを機会にもっと聞いてみたい

 

イベントの様子

 
     

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